2025 WINTER
奈良リハビリテーション専門学校 認定理学療法士(スポーツ理学療法)
限りある今を大切に
奈良リハビリテーション専門学校 認定理学療法士(スポーツ理学療法)
旦 尚敏さん(49)
▽理学療法士とは
Physical Therapist(PT)とも呼ばれ、病気や怪我で運動機能が低下した人に対し、座る・立つ・歩くといった日常的な基本的な動作の改善を行う。国家資格であり、理学療法士になるためには理学療法士免許を取得する必要がある。
▽今の職業について
生駒市出身、甲南大学法学部卒。大学卒業後、当時まだ一般的ではなかった理学療法士の単科校である奈良リハビリテーション専門学校に第一期生として入学。
卒業後は病院で6年以上臨床を経験した。現在は専任教員として母校で働きながら、県内のスポーツ活動の救護や少年野球の検診に参加し、女子サッカーの専属トレーナーも務め、活動は多岐にわたる。
大学在籍中に、今までの自分への疑問と、世界の環境に興味を持ち単身、イギリスへ1年間の留学を決めた。自分と違う環境、違う経験をした人に出会うことは、価値観を変えるきっかけになったと話す。
理学療法士は、他の医療従事者と比べ患者と関わる時間が長い。その分、一緒に目標に向かって進めた達成感と喜びの声を直接聞けるのが魅力。自分の存在が、誰かの喜び。それが今の仕事のやりがいだ。
働く上で大切なのは、自分の価値観を押し付けず、相手に寄り添うこと。既存の知識や経験だけでは対応できない場面も多いため、自ら考え行動し、患者さんの背景や心理を深く理解する必要がある。互いの価値観を擦り合わせることが、困難を乗り越える鍵となる。
▽高校生へのメッセージ
「目の前のことを大切にしてほしい。今君たちがいる環境と時間は有限。目標と方向を自分で決めて、実行する力を身につければ、後悔の少ない道を歩めるはずだ」と話す旦さん。
「最初から目標がなくても、何かを目指す大きなきっかけも必要ない。事前の知識と実体験とは大きな違いがある。生で体験したことは、柔軟な思考や視野を広げるきっかけになる。失敗も成功も様々な経験をして、立ち直るための力を身に付け、興味の湧くものを見つけてほしい」と、今頑張る高校生たちへエールを送った。
「スポーツや興味を将来に活かしたい」と悩む高校生は、ぜひ理学療法士を選択肢に加えてほしい。多様な可能性を秘めた職業だ。奈良リハビリテーション専門学校は、小規模ゆえのアットホームな支援が強み。同法人内の病院と連携したスムーズな実習体制も整っている。スポーツ経験は問わず、「どなたでも歓迎」と呼びかけた。
奈良リハビリテーション専門学校(生駒市)
住所:奈良県生駒市東生駒1丁目77番3号 TEL:0743-73-9861
2000年に開校した奈良県初となる理学療法士養成校。医療法人和幸会、社会福祉法人幸友会とネットワークを結ぶ学校法人栗岡学園の一員であり、相互に協力体制を構築している。



