2024 WINTER
山形章悟さん(バドミントン)
S/JリーグⅡ昇格へ
関西に強いバドミントン実業団を
医療法人和幸会バドミントン部 監督
山形 章悟さん
▼バドミントン強豪校出身者が多数
バドミントン強豪校の東大阪大学柏原高校出身で、大学でも競技を続け、S/JリーグⅡの愛知県にある実業団に所属していました。2019年、和幸会のバドミントンチームを創部し、コロナ禍で大会中止などもありましたが現在は同リーグⅢ1部にいます。部員は選手9人、スタッフ1人で、バドミントン強豪校出身者も多いです。
▼仕事とバドミントンのルーティン
8時45分~17時までは阪奈中央病院の医事課で事務職をしています。病院での受付や電話対応、時には救急救命士のアシスタントとして救急車などでの搬送業務も行っています。また、応急手当普及員の資格も取得しました。
平日18時~20時までは当グループの阪奈中央リハビリテーション専門学校の体育館で練習しています。火曜日だけは同法人の病院に隣接するメディカルフィットネス「メディタスゼロフィット※」を活用しトレーニングをしています。
▼和幸会グループならではのサポート
バドミントンに関して職場の理解が深く、午後5時には退勤し練習に取り組むことができています。試合の際は5日以上続けて休ませてもらうこともありますが、職場の皆さんに協力いただきながら選手、仕事、家庭の両立に励めています。
また、当院の診療科にはスポーツ関節鏡センターがあり膝の手術を受ける選手もいます。その後のリハビリについても、グループ内の専門学校を卒業した理学療法士、作業療法士、看護師が多く働いており親身になってサポートしてくれます。寮に入っている選手もいて福利厚生がしっかりしているのがうれしいです。
▼S/JリーグⅡ昇格へ
チーム創部の時に、栗岡理事長に「僕がチームをS/JリーグⅡにつれていきます」と約束しました。今年は、全国約200チームが出場する全日本実業団バドミントン選手権大会で団体戦ベスト16に進出し、手応えは掴めています。昇格するためには、来年2月の大会が勝負になります。昇格すれば、和幸会の知名度は一段と上がる。監督として、選手として背中を見せ、これからもチームを引っ張っていきます。
※ゼロフィットには理学療法士や健康運動指導士、アスレティックトレーナーなどの資格を保有したスタッフが在籍している。病院での体の故障やケガなどの治療だけでなく、安心してトレーニングや体をメンテナンスすることができる。
【プロフィール】(やまがた・しょうご)/大阪府出身。東大阪大学柏原高校―龍谷大学。愛知県の実業団に所属していた2019年、大阪に戻ろうと考えていた時に関西に実業団が少ないことを母校の先生に相談。兼ねてよりバドミントンチームを作りたいと考えていた和幸会(大阪府四條畷市、栗岡隆顕理事長)につながり、同チームの創部に至った。チームは現在、S/JリーグⅢ1部に所属。阪奈中央病院医事課で事務職員として働いている。
主な戦績
・2009年 全国高等学校バドミントン選手権大会 団体 3位
・2012年 全日本学生バドミントン選手権大会 シングルス ベスト16
・2013年 西日本学生バドミントン選手権大会 シングルス 優勝
【和幸会グループ】和幸会グループは1950年に創設。「医療」「福祉」「教育」が三位一体となり、大阪府四條畷市、奈良県生駒市のなくてはならない医療拠点として重要な役割を担っている。地域医療・福祉の中核となる「医療法人 和幸会」、高齢者社会をサポートする「社会福祉法人 幸友会」、幼児教育から看護師・准看護師、理学療法士・作業療法士育成まで幅広く育成する「学校法人 栗岡学園」から構成される。同グループで働きながら、理学療法士、作業療法士、看護師を目指す人が多いのも特徴の一つ。