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2024 SUMMER

BANDITO生駒 DF/キャプテン

BANDITO生駒 DF/キャプテン

チームの代表を務める仲宗根信晃さんは、生駒山上遊園地横へのスタジアム建設を目標に掲げる

 


サッカーで生駒を元気に
BANDITO生駒 DF/キャプテン
武田 大翔さん(22)

 

 出身は大阪。小学1年生からサッカーを始め、大阪セントラルFC、アサンプション国際高校(大阪府箕面市)を経て、18歳から3年間、JFLのFCティアモ枚方に所属した。4月に奈良県1部リーグから関西リーグ昇格を目指すBANDITO(バンティート)生駒に移籍し、キャプテンを務める。
 高校卒業後は、共和ゴム(大阪府枚方市)で働きながらサッカーを続けている。「最初は仕事と練習の両立に苦労したが、社会に出て人間関係などを学ぶことができた」と話す。
 4月から移籍したことで、試合への出場回数が増えた。「試合に出られることがモチベーションにつながっている。結果を出し、上のカテゴリーに進みたい」。キャプテンを任され、責任感も芽生えた。「学生と社会人が融合するチーム。それぞれに温度差はあるが、積極的に声を掛け、攻めのプレーで士気を高めていきたい」と語る。
 ファンクラブの会員を増やすため、「いこまマルシェ」などの地域イベントにも参加し、市民との交流を深めている。スポンサーは市民にとって馴染みのある企業がほとんど。「ユニフォームについているスポンサーマークを見て、少しでも興味を持ってもらえれば」
 「結果を出し続け、リーグ優勝と昇格を果たしたい」と抱負を話す武田さん。「サッカーを楽しみ、毎日全力で取り組むことを大切にしてください」と高校生にエールを送った。

 

BANDITO生駒
 BANDITO(バンディート)生駒は、イタリア語で山賊を意味し、代表の仲宗根信晃さんが2022年に創設した。今季から奈良県1部リーグにステップアップし、28年のJ3リーグ昇格を目指す。仲宗根代表は生駒山上遊園地の横にスタジアム建設の目標を掲げている。「サッカーを通じ、脱ベッドタウンを目指す生駒市を活性化させたい」と話す。

 

仲宗根代表は「生駒山上には人々の営みを感じられる素晴らしい夜景がある。スタジアムは、エンターテイメントの場となり、あらゆる産業を創出できる。サッカーで生駒市を元気にしたい」と話している

 


武田さんたちが練習する生駒市体育協会 高山S.C.のコートは広く整備されており周囲の木々が四季の移ろいを感じさせてくれる

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