全力尽くし、限界突破！

国際ボクシング連盟(IBF)バンタム級王者
六島ボクシングジム所属
西田　凌佑選手

　私は大学時代、自分で限界を決めて練習していたため、試合でも力を出しきれずに終わってしまい、良い成績を残すことができませんでした。
　プロボクシングの世界に入ってからは、「一度負けたら辞める」という気持ちで自分に限界を決めず、「もうボクシングをやりたくない」と思うほどに、全力で練習に取り組んできました。その結果、プロになって４年目で世界チャンピオンになることができました。
　自分に限界を決めず後悔のないよう日々の練習に励み、常に勝つためのイメージトレーニングをすることがとても大切なことだと思います。
　皆さんも試合までの日々の練習を悔いなく取り組み、試合当日に、やってきたことを全て出し切っていただきたいです。

【プロフィール】（にしだ・りょうすけ）／香芝市出身。出身校の県立王寺工業高校ではフライ級で国体優勝。近畿大学ではライト級で全日本選手権ベスト8、関西リーグMVPなどの成績を残した。2019年、タイ・バンコクでのプロデビュー戦で1回TKO勝利。今年5月4日、世界的評価の高いチャンピオンのエマヌエル ・ ロドリゲスを倒し、IBF世界バンタム級新チャンピオンとなった。